すっぽんは何年か前にお歳暮で頂いたのが始めてでしたが、
その時にえらく気に入ったようだったので。
ボクの印象はやたら出汁が旨いという記憶があります。
都内で何件か調べてみたのですが、値段や場所など調べれば調べるほど難しい。
この食材、やはり西の方が本場である理由もここにあるかもしれない。
口コミなども調べて新宿の「田一」に決定。
コースも「がっつりすっぽん鍋」にし、思い切りよく楽しもうかと。
まずは前菜として、いきなりすっぽんとフキノトウの唐揚げ。
それにスティック野菜にニンニク揚げ。
すっぽんの唐揚げはニンニクが利いており食欲が沸きます。
まずは足の所から。
鶏肉のような歯ごたえなのに、口の中に広がる旨みが濃い。
じわーっと溢れ出す肉汁もそうだが、噛むほどに旨みがでる。
皮の周りは魚介系、まるで魚の皮下の脂のようにトゥルントゥルンだ。
そして甲羅のところ。
これはまわりのゼラチン質のところを舐めるように食べていく。
牛スジを柔らかく煮詰めたような触感。香りはもっと淡白だ。
フキノトウもいい香り。春であることをあらためさせてくれる。
途中海苔の香りたっぷりの生海苔吸酢で口をさっぱりさせ、主役の丸鍋だ。
まずはなんと言ってもスープ。
五臓六腑に染みわたる。口で楽しむだけでなく体に染み渡るのだ。
殆どすっぽんからの出汁だそうだが、1割ほどアゴ出汁を入れ奥行きを出しているそう。
このバランスはいいですね。
スープを飲むと口のまわりがベトベトします。多分これがコラーゲン。
天下一品のラーメン食べたときもこんな感じになりますね。
一緒に入っている甘い春キャベツとニラも美味しい。
もちろん先ほど食べたと同じ身の部分も改めて楽しませてもらう。
最後に丸鍋の出汁を使って雑炊にするが、鰹出汁を足したようで、
これも飽きの来ないよう気遣いがありがたい。
熱々の器で出された雑炊は葛でとろみがつけられているので、
舌を火傷しないように注意しながらじっくり食べていく。
最後にさっぱりしたシャーベットとこれまた熱いほうじ茶でコース終了。
代々木寄りのこのお店は奥まったところにあるので
最初探すときに大変かもしれないが、
新宿とは思えないほどゆっくりした時間を過ごすことが出来る。
しかもリーズナブル。
かみさんも喜んでくれたようだ。

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